保護者向けガイド

滋賀のフリースクール費用と補助金・支援制度

公開日: 2026-08-10 / 最終確認日: 2026-08-10

保護者

大津市に住んでいます。小学5年の子が学校に行けなくなり、フリースクールを考え始めたのですが、月謝がどのくらいかかるのか、滋賀に補助があるのかがわかりません。

案内役

先に結論からお伝えします。滋賀県は、フリースクールの利用料等に対して市町による助成が実施されていると公式ページに明記していて、そのページには大津市から多賀町まで19の市町のホームページへのリンクが並んでいます。ただし補助の金額や条件は市町ごとに違い、年度で変わることもあります。この記事では、全国調査による費用の目安、大津市・草津市・東近江市の補助金の中身、無料で使える公的な窓口の順に見ていきます。

フリースクールの月謝はどのくらいかかるか

保護者

そもそもフリースクールの月謝は、いくらぐらいが普通なのでしょうか。

案内役

滋賀県内だけを対象にした公的な料金調査は確認できていないため、全国調査の数字が目安になります。こども家庭庁の令和6年度調査研究では、フリースクール(フリースペースを含む、回答393施設)で毎月かかる金額は「10,001〜30,000円」が37.9%、「30,001〜50,000円」が26.7%で、この2区分で6割を超えています。「0円」は4.6%、「50,001円以上」は10.7%でした。入会金は「0円」が30.8%と最も多く、次いで「10,001〜30,000円」が21.9%です。

費目全国の分布(フリースクール・フリースペース、n=393)
毎月かかる金額10,001〜30,000円が37.9%/30,001〜50,000円が26.7%/0円が4.6%/50,001円以上が10.7%
入会金0円が30.8%/10,001〜30,000円が21.9%
保護者

月2〜3万円台が中心なんですね。月謝以外の出費もありますか。

案内役

入会金のほかに教材費や交通費がかかる施設もあります。後で詳しく触れますが、滋賀の市町の補助は「授業料」だけが対象で入会金や交通費は対象外、という組み立てが多いので、費目を分けて見積もっておくと補助額の計算もしやすくなります。費用の考え方そのものはフリースクールの費用にまとめました。

保護者

費目を分けて考えるんですね。

案内役

では本題の、滋賀の助成の話に進みます。

滋賀では市町がフリースクールの利用料を助成している

保護者

滋賀の補助は、県の制度なのですか。市の制度なのですか。

案内役

窓口になっているのは市町です。滋賀県が公開している「多様な居場所・学びの場等を提供する民間施設・団体の紹介」のページに、「フリースクールの利用料等に対し、市町による助成を実施されています。各市町ホームページの他、詳細はお住まいの市町にご確認ください」という案内があり、リンク先として大津市・彦根市・長浜市・近江八幡市・草津市・守山市・栗東市・甲賀市・野洲市・湖南市・高島市・東近江市・米原市・日野町・竜王町・愛荘町・豊郷町・甲良町・多賀町の19市町が並んでいます。

保護者

19もあるんですか。うちの市が入っているか、どう確かめればいいですか。

案内役

県のこのページからお住まいの市町のリンクをたどるのが早道です。同じ「補助」でも、補助率・上限額・対象施設の決め方が市町ごとに違うので、必ず自分の市町のページで確認してください。次の節で、県内でも施設数の多い大津市・草津市・東近江市の3市を例に、公式ページで確認できた中身を紹介します。

この情報の時点と限界

この記事の制度情報は、2026年8月10日時点で滋賀県・大津市・草津市・東近江市の公式ページから確認できたものです。滋賀県のリーフレットにも、掲載内容は2026年3月時点のものであり問い合わせの際は最新の情報を確かめるように、という注記があります。補助の有無や金額は年度で変わることがあるため、家計の判断をする前に必ずお住まいの市町の担当課へ最新の内容を確認してください。この記事は補助の交付を保証するものではありません。

大津市・草津市・東近江市の補助金の中身

保護者

大津市には、どんな補助があるのでしょうか。

案内役

大津市は「大津市フリースクール等民間施設利用者支援補助金」として、フリースクール等民間施設を利用するお子さんの保護者を対象に利用料の補助を行っています。令和8年度から要綱と様式が新しくなっていて、申請時には教育支援センターへ連絡する流れです。補助率や上限額は市が公開している要綱PDFに定められているので、申請前に教育支援センター(電話 077-527-5525)で最新の条件を確認してください。

保護者

草津市はどうですか。

案内役

草津市の「草津市フリースクール利用児童生徒支援補助金」は、市が認定するフリースクール(オンラインを含む)を利用する保護者が対象です。月ごとの授業料の上限4万円を限度額として、生活保護受給者は10分の10、就学援助の受給者は4分の3、それ以外の人は2分の1の割合で補助されます。対象になるには、申請日の前1年以内におおむね30日以上在籍校に登校していないこと、認定施設に原則週1回以上通所していること、認定施設の利用により在籍校の出席扱いを受けていることなどの要件があります。

保護者

「市が認定する施設」でないと対象にならないのですね。

案内役

そこが草津市の特徴です。市が認定施設の一覧を公開しているので、通いたい施設が入っているかを先に確かめてください。載っていない場合も施設側が認定申請できる仕組みなので、施設と市の児童生徒支援課(電話 077-561-2437)の両方に相談する価値があります。

保護者

東近江市についても教えてください。

案内役

東近江市は令和6年度から「東近江市フリースクール等民間施設利用児童生徒支援補助金」を実施しています。補助対象は保護者が負担した授業料で、子ども1人につき月額40,000円が限度です。補助金額は一般世帯が負担額の2分の1で月20,000円上限、準要保護世帯が4分の3で月30,000円上限、要保護世帯が全額で月40,000円上限となっています。学校の課業時間内に原則月1回以上通所していること、通所により在籍校の校長が出席扱いとしていることなどが要件で、申請は学期ごとです。たとえば1学期分は7月21日から8月10日までの間に申請し、9月末までに振り込まれます。

補助の対象と水準(公式ページで確認できた内容)問い合わせ先
大津市利用料の補助あり。令和8年度に要綱・様式を改正。補助率等は要綱PDFで確認教育支援センター(077-527-5525)
草津市授業料月4万円を上限に2分の1〜10分の10を補助。市の認定施設が対象児童生徒支援課(077-561-2437)
東近江市授業料月4万円を限度に2分の1〜全額を補助(世帯区分による)。学期ごとに申請児童生徒成長支援室(0748-22-0120)・学校教育課(0748-24-5671)
保護者

市によってずいぶん組み立てが違うんですね。

案内役

3市を並べただけでも、認定施設方式かどうか、申請のタイミング、世帯区分ごとの補助率に差があります。彦根市や守山市など他の16市町も県のページからリンクされているので、同じ観点で確認してみてください。次は、どの市町にも共通して出てくる条件の話です。

申請の前に確認したい共通の条件

滋賀の市町のフリースクール補助金 申請までの流れ。1 在籍校へ相談(出席扱いの意向を伝える)、2 市町の公式ページを確認(補助制度の要綱を見る)、3 対象施設か確認(担当課に問い合わせる)、4 記録を保管して申請(領収書・通所記録を揃える)
保護者

補助を受けるために、先にやっておくことはありますか。

案内役

3市の要件を見ると共通点があります。「在籍校の出席扱いを受けていること」が補助の前提になっているケースが多いことです。草津市も東近江市も、フリースクールへの通所が在籍校で出席扱いとされていることを要件に挙げています。出席扱いの判断は在籍校の校長が行うものなので、施設に通い始める前に在籍校へ相談しておくことが、結果的に補助への近道になります。条件と手続きは出席扱いの条件と手続きにまとめました。

保護者

出席扱いの相談を先にしておくんですね。ほかに見落としやすい点はありますか。

案内役

大きく3つあります。1つ目は対象経費で、東近江市のように補助対象が授業料だけに限られ、入会金・年会費・交通費・教材費などの実費は対象外という決め方があります。2つ目は通所頻度で、草津市は原則週1回以上、東近江市は原則月1回以上と市によって基準が違います。3つ目は併給の制限で、ほかの団体から同じ経費の補助を受けていないことや、市税を滞納していないことが条件に入っている市もあります。

  1. 在籍校に、フリースクール利用と出席扱いの意向を相談する
  2. お住まいの市町の公式ページで補助制度の有無・要綱を確認する
  3. 通いたい施設が対象(認定施設等)に入るか、市の担当課と施設に確認する
  4. 領収書や通所記録など、申請に必要な書類を利用開始時から保管する
保護者

領収書は最初から取っておかないといけませんね。

案内役

申請が学期ごと・年度ごとにまとめて行われる市が多いので、支払いの記録が後から必要になります。では最後に、補助だけでは賄いきれないときの選択肢です。

無料で使える公的な窓口と居場所

保護者

補助があっても自己負担は残りますよね。費用のかからない選択肢はありますか。

案内役

あります。文部科学省の保護者向けリーフレットでは、教育支援センターは各地域の教育委員会が開設し、公共施設の中にあることが多く、利用料は基本的に無料と説明されています。滋賀では、各市町の教育支援センターと不登校対応相談室の開設状況一覧を滋賀県心の教育相談センターが公開しているので、お住まいの市町のセンターを探せます。フリースクールとの違いは教育支援センターとフリースクールの違いで説明しています。

保護者

どこに相談すればいいか迷ったときは、どうすればいいですか。

案内役

滋賀県心の教育相談センターが、不登校・行きしぶりに関する専門の相談機関です。公認心理師・臨床心理士のカウンセラーが本人や保護者の相談に応じていて、来所相談は電話(077-586-8125)による予約制です。相談時間帯は月曜から金曜の10時30分から12時30分と13時30分から16時30分で、電話相談は16時までにかける案内になっています。また滋賀県は、公的支援機関・民間施設・親の会の情報をまとめたリーフレット「滋賀の多様な居場所・学びの場」を公開していて、令和8年4月1日に更新されています。

滋賀での問い合わせ先の使い分け

聞きたいこと問い合わせ先
出席扱いの取り扱い子どもが在籍している学校
大津市の補助金大津市教育支援センター(077-527-5525)
草津市の補助金・認定施設草津市児童生徒支援課(077-561-2437)
東近江市の補助金東近江市児童生徒成長支援室(0748-22-0120)・学校教育課(0748-24-5671)
上記以外の市町の補助お住まいの市町の教育委員会
不登校の悩み全般滋賀県心の教育相談センター(077-586-8125)
保護者

補助の確認と並行して、無料の窓口にも相談してみます。施設はどうやって探せばいいでしょうか。

案内役

県内の施設は滋賀県のフリースクール一覧から地域や特徴で絞り込めます。大津市・草津市・守山市・近江八幡市・東近江市の施設を掲載しています。見学のときに費用の内訳や学校との連携をどう確かめるかは見学時のチェックリストを、他の都道府県の助成制度はフリースクールの自治体別助成制度を参考にしてください。お住まいの市町の制度を確かめたうえで、子どもに合う場所をゆっくり選んでいきましょう。

この記事について

この記事は一般的な情報の提供を目的としています。出席扱いや公的支援などの制度は自治体・学校ごとに運用が異なるため、最終的な判断は在籍校・教育委員会・各施設への確認をお願いします。記事はAIによる下書きと機械チェックののち、公開前に人間が内容を確認しています(編集・レビュー方針)。

参考資料(一次情報)