保護者向けガイド
山口のフリースクール補助金・出席扱い・相談窓口
公開日: 2026-09-29 / 最終確認日: 2026-09-29
保護者山口県に住んでいます。中学2年の子が学校に行けなくなって、フリースクールを検討し始めました。月謝の負担が心配なのですが、山口県にフリースクールの補助金はあるのでしょうか。
案内役2026年9月29日時点で公式ページから確認できた範囲でお答えします。結論から言うと、山口県全体で利用料を補助する制度は、県の公式ページでは確認できませんでした。一方で宇部市には、市が認定したフリースクール等の授業料の2分の1を月額2万円まで補助する「フリースクール等利用支援補助金」があります。宇部市以外にお住まいの場合は、市町村ごとに教育委員会へ確認が必要です。この記事では、宇部市の補助の対象と金額、申請の流れ、宇部市以外・県全体の状況、出席扱いの考え方、県と市の相談窓口、県内の施設の探し方の順にお話しします。
宇部市の補助金は誰が対象になるか
案内役この節では、宇部市「フリースクール等利用支援補助金」の対象を確認します。宇部市は、不登校児童生徒の学びの場の選択を支援することにより社会的自立を図るため、令和4年度からこの補助金を交付しています。対象になるのは、宇部市立小学校または中学校に在籍し、宇部市に住所を有する児童生徒の保護者です。
保護者具体的にはどんな条件を満たす必要がありますか。
案内役案内ページによると、次の条件のすべてに当てはまる保護者が対象です。交付申請のあった日の前1年以内におおむね30日以上、在籍校に登校していないこと、市が認定した施設(認定施設)に原則週1回以上通所していること、宇部市内に居住していること、認定施設が子どもの状況等の情報を在籍校と宇部市教育委員会に提供することを承諾できること、補助対象経費について他の公的補助を受けていないことです。
宇部市の補助対象者(案内ページの条件)
- 宇部市立小中学校に在籍し、宇部市に住所がある児童生徒の保護者
- 申請日前1年以内におおむね30日以上、在籍校に登校していない
- 市が認定した施設に原則週1回以上通所している
- 認定施設が子どもの状況等を在籍校・市教育委員会に情報提供することに承諾できる
- 補助対象経費について他の公的補助を受けていない
保護者「フリースクール等」なら、どこに通っても対象になるのでしょうか。
案内役いいえ、そうではありません。案内ページの注記では、フリースクール等とは不登校児童生徒を受け入れて支援している民間の団体・施設を指し、市のガイドラインに沿った施設をあらかじめ認定して補助対象とする、とされています。交付要綱にも同じ趣旨の定義があり、市長が認定した施設(認定施設)だけが対象です。認定施設の基準は、市が設置する「ふれあい教室」と同程度の支援を行う民間事業者が経営するフリースクール等で、教育委員会が策定するガイドラインに基づき、書類審査と実地調査で審査するとされています。
保護者今どこが認定されているか、市のページで見られますか。
案内役2026年9月29日時点で確認した限り、認定施設募集のページには募集要項とガイドライン・申請書類の案内は載っていますが、現在認定されている施設の名称や所在地の一覧は公開されていません。利用したい施設が対象になるかどうかは、申請前に宇部市教育委員会 教育支援課へ直接確認する必要があります。
補助額は案内ページに載っていない。要綱とチラシで確認する
保護者補助金はいくらもらえるのでしょうか。
案内役ここが誤解しやすい点です。案内ページ本文には具体的な金額の記載がなく、「補助金の額等につきましては下記要綱及びチラシにてご確認ください」とだけ書かれています。金額を知るには、ページに添付された交付要綱PDFかチラシPDFを開く必要があります。この記事では両方を確認しました。
保護者要綱とチラシには、いくらと書いてありましたか。
案内役交付要綱の別表(第4条関係)では、児童生徒が認定施設を利用するにあたり保護者が負担する授業料に相当する経費に対して、補助率は2分の1、補助限度額は月額2万円と定められています。保護者向けのチラシにも「児童生徒1人につき、授業料の2分の1の額(上限月額:2万円)」と、同じ内容が案内されています。世帯の所得や就学援助の有無で補助率が変わるという記載は、要綱・チラシのどちらにもありませんでした。
| 項目 | 宇部市の制度(交付要綱・チラシで確認できた内容) |
|---|---|
| 対象経費 | 認定施設を利用するにあたり保護者が負担する授業料に相当する経費 |
| 補助率 | 2分の1 |
| 補助限度額 | 月額2万円 |
| 対象施設 | 市長が認定したフリースクール等(認定施設) |
| 開始 | 令和4年度から |
| 担当窓口 | 宇部市教育委員会 教育支援課 |
保護者月の途中で利用を始めたり、やめたりした場合はどうなりますか。
案内役要綱では、月の途中に認定施設の利用を開始または終了した場合、その月の補助金額は、実際に負担した経費で算出した額と、1か月分利用したとみなして算出した額(交付決定額が上限)を月の日数で割って在籍日数を掛けた額のいずれか低い方になる、と定められています。細かい計算になるので、月の途中で利用が始まる・終わる見込みがあるときは、教育支援課に実際の金額を確認しておくと安心です。
補助額を確認するときの注意
- 案内ページ本文には金額の記載がない。交付要綱PDFかチラシPDFを必ず開いて確認する
- 世帯の所得区分による補助率の違いは、要綱・チラシのどちらにも記載がなかった
- 対象は市長が認定した施設のみ。利用したい施設が認定を受けているかは事前に教育支援課へ確認する
- インターネット上のまとめサイトには補助率や上限額が異なる記載も見られたため、最終判断は必ず市の公式ページと要綱・チラシで行う
申請の流れと窓口
保護者実際の申請はどう進めればいいですか。
案内役この節では、要綱と案内ページに書かれた手続きを順番に見ます。交付申請書(様式第1号)に補助対象経費の月額が確認できる書類を添えて、申請者の本人確認ができる身分証明書を提示のうえ、交付年度の4月1日から3月15日までに市長に提出します。
- 利用したい施設が認定施設かどうか、宇部市教育委員会 教育支援課に確認する
- 在籍校に「フリースクール等を利用する場合、出席扱いの相談ができるか」を聞く(補助の条件に情報提供の承諾が含まれるため)
- 交付申請書(様式第1号)と補助対象経費の月額が確認できる書類を、4月1日から3月15日までに提出する
- 市の審査を経て、交付決定または不交付の通知が届く
- 認定施設を利用し、利用料を支払う(領収書等を保管する)
- 交付請求書(様式第6号)と利用状況報告書(様式第7号)、支払いを証する書類を、四半期ごとの期限までに提出する
- 審査後、補助金が指定口座に交付される
保護者請求のタイミングは決まっているのですか。
案内役はい。補助金は交付決定日の属する月分以降の対象経費に基づき、四半期ごとに予算の範囲内で交付されます。第1四半期(4月〜6月分)は7月20日まで、第2四半期(7月〜9月分)は10月20日まで、第3四半期(10月〜12月分)は1月20日まで、第4四半期(1月〜3月分)は4月10日までに請求書類を提出する決まりです。なお要綱では、提出期限が閉庁日にあたる場合はその翌日を期限とみなすと定められています。年度の後半に利用を始めた場合でも、その分は当てはまる四半期の期限に合わせて請求します。認定の有効期限は認定通知日から3年経過後の最初の3月31日までなので、施設側の認定が切れていないかも確認しておくと安心です。
宇部市以外の市町村と、県全体の状況
保護者うちは宇部市ではないのですが、同じような補助はありますか。
案内役この節では、宇部市以外の状況をお話しします。2026年9月29日時点で当サイトが確認した範囲では、宇部市以外の市町村でフリースクール等の利用料補助を案内しているページは見つかりませんでした。山口県教育委員会の教育相談・相談窓口一覧にも、フリースクールの利用料補助についての記載はありません。県全体を対象にした一律の利用料補助は、公式ページからは確認できませんでした。
保護者下関市や山口市のような大きな市はどうでしょうか。
案内役当サイトの調査では、下関市・山口市を含む宇部市以外の市町村について、フリースクール等の利用料そのものを補助する制度のページは見つかりませんでした。ただし自治体のページは更新されることがあるため、お住まいの市町村教育委員会に直接「フリースクール等の利用料補助はあるか」を確認するのが確実です。山口県教育委員会の相談窓口一覧には市町ごとの相談電話も載っているので、後の節の窓口一覧を電話先の手がかりにしてください。
保護者県として、出席扱いに関する独自の方針はあるのでしょうか。
案内役2026年9月29日時点で、山口県教育委員会が独自に公開している出席扱いのガイドラインは、当サイトの調査では確認できませんでした。宇部市の補助対象者の条件には「認定施設が子どもの状況等を在籍校に情報提供することへの承諾」が含まれていますが、出席扱いにするかどうかの判断そのものは、次の節で説明する文部科学省の通知にもとづき在籍校の校長が行います。全国の自治体の補助制度の傾向は地域別のフリースクール補助にもまとめています。
出席扱いの考え方は在籍校の校長が判断する
保護者フリースクールに通えば、学校の出席として扱われるのでしょうか。
案内役この節では、出席扱いの考え方を文部科学省の通知で確認します。通知では、一定の要件を満たす場合に、学校外の施設で相談・指導を受けた日数を指導要録上出席扱いとすることができ、その判断を行うのは在籍校の校長とされています。つまり、フリースクールに通ったことが自動的に出席扱いになるわけではなく、学校との話し合いが前提になります。
保護者要件というのは、具体的にどんなものですか。
案内役通知に示された要件は、保護者と学校の間に十分な連携・協力関係が保たれていること、施設は原則として教育委員会等が設置する教育支援センター等の公的機関だが、公的機関での指導の機会が得られない場合や通うことが困難な場合で本人や保護者の希望もあり適切と判断されれば民間施設も考慮されてよいこと、その施設に通所または入所して相談・指導を受けることを前提とすることです。あわせて、民間施設での相談・指導が個々の児童生徒にとって適切かどうかは、校長が設置者である教育委員会と十分に連携して判断する、とも書かれています。
出席扱いの要件(文部科学省の通知)
- 保護者と学校との間に十分な連携・協力関係が保たれていること
- 施設は原則として公的機関。公的機関に通えない等の事情があれば民間施設も考慮されてよい
- その施設に通所または入所して相談・指導を受けること
- 民間施設が適切かどうかは、校長が教育委員会と連携して判断する
保護者宇部市の補助を使う場合は、この出席扱いの手続きも必要になりますか。
案内役宇部市の補助対象者の条件そのものには「出席扱いになっていること」という項目は見当たりませんでしたが、認定施設が子どもの状況等を在籍校に情報提供することへの承諾は必須です。学校との連携は前提になっているので、フリースクール等の利用を考え始めた時点で、在籍校に相談しておくと後の手続きがスムーズです。出席扱いの全体像はフリースクールと出席扱いにまとめています。
山口県内の相談窓口
保護者補助や出席扱いのこと以外に、まず誰かに話を聞いてもらいたいのですが。
案内役この節では、無料で使える相談窓口をお伝えします。山口県教育委員会の「子どもと親のサポートセンター・ふれあい教育センター」(やまぐち総合教育支援センター内)は、子どもの教育の悩みについてスタッフが専門的な立場で相談に応じています。ふれあい総合テレホン(083-987-1240)は月曜から金曜の8時30分から17時00分(祝日・年末年始を除く、来所相談は事前予約が必要)、24時間子どもSOSダイヤル(0120-0-78310)は24時間対応、ふれあいメール(soudan@g.ysn21.jp)もあります。
保護者市の窓口もあるのでしょうか。
案内役あります。山口県教育委員会の相談窓口一覧には、市町ごとのヤングテレホン・教育電話相談室も載っています。下関市はヤングテレホン下関(083-231-7838)と教育相談室(083-231-6995)、下松市はヤングテレホンくだまつ(0833-43-4976)、宇部市は子ども・若者なんでも相談(0836-39-5690)と教育支援課(0836-34-8630)です。名称や電話番号は市町によって異なるので、お住まいの市町名で相談窓口一覧を確認してください。
| 窓口 | 電話 | 受付 | 内容 |
|---|---|---|---|
| ふれあい総合テレホン(山口県) | 083-987-1240 | 月〜金 8時30分〜17時00分(祝日・年末年始除く) | 子どもの教育の悩み全般。来所相談は事前予約制 |
| 24時間子どもSOSダイヤル | 0120-0-78310 | 24時間対応 | 全国共通。夜間・休日も可 |
| 下関市 ヤングテレホン下関/教育相談室 | 083-231-7838/083-231-6995 | 平日 | 下関市の相談窓口 |
| 下松市 ヤングテレホンくだまつ | 0833-43-4976 | 平日 | 下松市の相談窓口 |
| 宇部市 子ども・若者なんでも相談/教育支援課 | 0836-39-5690/0836-34-8630 | 平日 | 補助金の申請・認定施設の確認もこちら |
| お住まいの市町教育委員会 | 各市町 | 平日 | 市町独自の制度、出席扱いの手続き |
保護者学校にはどう相談すればいいでしょうか。
案内役在籍校の担任やスクールカウンセラーに「学校外の居場所を考えている」と伝えるところから始めるのが自然です。学校との連携は出席扱いの要件にも、宇部市の補助の条件にもつながります。保護者自身のつらさの相談先は不登校の親の相談先にもまとめています。
山口県内のフリースクールの探し方と、近くにない場合
保護者このサイトには山口県の施設は載っていますか。
案内役この節では、県内の施設の探し方をお話しします。2026年9月29日時点で、当サイトには山口県の施設を2件掲載しています。下関市のNPO法人 Nest(旧フリースクール下関)と、下松市の特定非営利活動法人フリースペースコティです。どちらもフリースクール全国ネットワークの加盟団体一覧で所在地・連絡先を確認していますが、料金や開所日、宇部市の補助金の認定施設かどうかは当サイトでは未確認なので、見学のときに施設へ直接確認してください。県内の一覧は山口県のフリースクール一覧からご覧いただけます。
保護者宇部市に住んでいるのですが、宇部市内の施設はありますか。
案内役2026年9月29日時点で、当サイトには宇部市内の施設の掲載がありません。宇部市の補助金を使う場合は、市が認定した施設の中から選ぶ必要があるので、まず宇部市教育委員会 教育支援課(0836-34-8630)に認定施設を確認するのが近道です。当サイト掲載の下関市・下松市の施設も、通える距離であれば選択肢になりますが、その場合は宇部市の補助の対象になるかどうかを合わせて確認してください。
保護者通える距離に施設が見つからない場合は、どうすればいいでしょう。
案内役3つの選択肢があります。1つ目は、お住まいの市町の教育相談窓口や教育支援センターに、まず相談することです。2つ目はオンラインのフリースクールで、通所の負担がありません。ただし文部科学省の通知の要件は通所または入所が前提なので、オンライン利用が出席扱いの対象になるかは学校に個別に確認が必要です。3つ目は隣県の施設で、広島県や福岡県の一覧も見られます。考え方は近くにフリースクールがない場合とオンラインフリースクールにまとめています。
保護者見学のとき、補助や出席扱いのことはどう聞けばいいでしょうか。
案内役3つ聞いておくと後がスムーズです。1つ目は宇部市の認定施設かどうかで、補助金を使いたい場合は必須の確認です。2つ目は在籍校との連携の実績で、子どもの様子を学校に報告した経験があるかを聞くと、出席扱いの相談も補助の条件も進めやすくなります。3つ目は週に何回通う想定かで、宇部市の補助は原則週1回以上の通所が条件です。見学の準備はフリースクール見学チェックリストも参考にしてください。
山口県でフリースクールを検討するときの順番
- 在籍校に「学校外の居場所を考えている」と伝え、出席扱いの相談ができるか聞く
- 宇部市在住なら教育支援課(0836-34-8630)に認定施設と申請書を確認する。他の市町村は教育委員会に補助の有無を聞く
- 見学時は認定施設かどうか、学校との連携実績、通所の頻度を確認する
- 迷ったらふれあい総合テレホン(083-987-1240)に相談する
保護者山口県で不登校の子はどのくらいいるのでしょうか。
案内役山口県教育委員会の資料によると、令和6年度の県内の不登校児童生徒数は、小学校1,412人(前年度比+128人)、中学校2,161人(前年度比-125人)でした。1,000人当たりでは小学校23.4人、中学校65.3人で、全国の小学校23.0人、中学校67.9人と近い水準です。中学校は前年度より減った一方、小学校は増えており、県も市も相談窓口や補助制度を整えている段階です。決して珍しいことではなく、この記事の内容は2026年9月29日時点の公式資料にもとづくものなので、申請前には必ず宇部市・県の最新の公式ページを確認してください。
この記事について
この記事は一般的な情報の提供を目的としています。出席扱いや公的支援などの制度は自治体・学校ごとに運用が異なるため、最終的な判断は在籍校・教育委員会・各施設への確認をお願いします。記事はAIによる下書きと機械チェックののち、公開前に人間が内容を確認しています(編集・レビュー方針)。
参考資料(一次情報)
- フリースクール等利用支援補助金|宇部市公式ウェブサイト(宇部市教育委員会事務局 教育支援課・更新日2026年4月30日)
- 宇部市フリースクール等利用支援補助金交付要綱
- フリースクール等利用支援補助金制度チラシ(宇部市教育委員会)
- 認定施設募集(フリースクール等利用支援補助金)|宇部市公式ウェブサイト(更新日2026年4月6日)
- 教育相談・相談窓口一覧(山口県教育委員会・更新日2026年5月1日更新)
- (別記1)義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて(文部科学省)
- 令和6年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題の現状について(概要)(山口県教育委員会・2025年10月29日公表)