保護者向けガイド

福島のフリースクール補助金・出席扱いと相談窓口

公開日: 2026-10-04 / 最終確認日: 2026-10-04

保護者

福島県に住んでいます。中学1年の子が夏休み明けから学校に行けなくなり、フリースクールを考え始めました。月謝のことが心配なのですが、福島県にはフリースクールの利用料を補助する制度はありますか。

案内役

2026年10月4日時点で、福島県教育委員会と福島市・郡山市・いわき市の公式ページを確認した範囲では、保護者向けにフリースクールの利用料を補助する制度は確認できていません。他県では自治体による利用料補助の例があるので、福島県も年度の切り替わりで新設される可能性はありますが、現時点で金額を書ける制度は見つかっていません。この記事では、補助の確認方法、出席扱いの考え方、県のオンライン支援「roomF」と市の教育支援センター、相談窓口、県内の施設の探し方の順にお話しします。

利用料補助は公式ページでは確認できていない

保護者

補助がないとなると、全額自己負担で通うしかないのでしょうか。

案内役

補助の有無は年度ごとに変わるので、まずお住まいの市町村の教育委員会に「フリースクールの利用料を補助する制度はありますか」と直接聞くのが確実です。県内では公立小中学校の不登校に関する制度全般の問い合わせ先として、福島県教育庁義務教育課(024-521-7774)が案内されています。検索すると他県の制度と混ざった情報が出てくることがあるので、金額や条件は必ず市町村の公式ページか電話で確かめてください。

保護者

補助がなくても、費用を抑える方法はありますか。

案内役

あります。この記事の後半で説明する県のroomFや市町村の教育支援センターは公的な支援で、利用料の案内がない公的機関です。フリースクールを検討するときも、見学の際に月謝、入会金、そのほかにかかる費用を分けて聞き、体験期間の料金や支払い方法について相談できるかを確認してください。費用の考え方はフリースクールの費用に、他県の補助制度の例は地域別のフリースクール補助金にまとめてあります。

補助金について今わかっていること(2026年10月4日時点)

  • 福島県・福島市・郡山市・いわき市の公式ページでは、保護者向けの利用料補助は確認できていない
  • 制度は年度替わりで新設されることがあるため、お住まいの市町村教育委員会に直接確認する
  • 県の制度全般の問い合わせ先は福島県教育庁義務教育課(024-521-7774)
  • 公的な支援(roomF・教育支援センター)は利用料の案内がない選択肢として先に検討できる
保護者

補助とは別に、フリースクールに通うと出席扱いになるのかも気になります。

出席扱いの考え方

案内役

この節では、フリースクールに通ったときの出席の扱いを確認します。根拠は文部科学省の「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(元文科初第698号、令和元年10月25日)です。この通知は、不登校児童生徒への支援は「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、社会的に自立することを目指す必要があるとした上で、フリースクールなどの民間施設やNPO等と積極的に連携し相互に協力・補完することの意義は大きいとしています。

保護者

フリースクールに通えば、自動的に出席扱いになるのですか。

案内役

そうとは限りません。通知では、義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設で指導・助言等を受けている場合の出席扱いは別記1によるとされていて、一定の要件を満たす場合に校長が指導要録上出席扱いとすることができるという仕組みです。判断するのは在籍校の校長で、民間施設が適切かどうかは校長が教育委員会と連携して判断します。要件には、保護者と学校との十分な連携・協力関係があること、施設に通所または入所して相談・指導を受けることが前提であることなどが含まれます。

保護者

公的な施設が優先される、という話も聞きました。

案内役

別記1では、施設は原則として教育委員会等が設置する教育支援センター等の公的機関とし、公的機関での指導の機会が得られない、または公的機関に通うことが困難な場合で本人や保護者の希望もあり適切と判断されるときは、民間の相談・指導施設も考慮されてよいとされています。つまり、フリースクールを選ぶ場合は「なぜ公的機関ではなくこの施設なのか」を学校に説明できる状態にしておくと話が進めやすくなります。制度の詳しい要件はフリースクール出席扱いの条件にまとめてあります。

保護者

福島県としての考え方は、どこかに書かれていますか。

案内役

福島県教育委員会が2026年1月29日に公開した「不登校児童生徒支援ガイドブック」には、校内のSSR(スペシャルサポートルーム)、地域の教育支援センター、フリースクールや自宅等でも懸命に学習を続けている児童生徒がいて、出席として取り扱ったり努力を評価・評定したりする学校が増えていると書かれています。あわせて、本人・保護者とどのような学習の場や方法があるかを相談していくことが大切、という姿勢も示されています。市町村の案内でも、郡山市のステップアップガイドは自宅でのICT学習について一定の条件を満たせば校長が出席扱いにできると説明しています。

出席扱いで気をつけたいこと

  • 出席扱いにするかどうかを決めるのは在籍校の校長。施設側が「出席扱いになります」と言っても、学校との合意が必要
  • 保護者と学校の連携が要件なので、フリースクールを利用し始める前に担任や教頭に「出席の扱いについて相談したい」と伝えておく
  • 施設での活動内容や通所の記録を学校に伝える仕組みがあるか、見学時に施設へ確認する
  • 運用は学校・市町村ごとに異なる。制度の適用は必ず学校・教育委員会に確認する
保護者

学校との相談が大事なんですね。フリースクール以外に、公的な居場所もあると聞きました。

県のオンライン支援「roomF」と市の教育支援センター

福島県の不登校支援の選択肢の図。中央にお子さん、周囲に在籍校(SSR・別室)、市町村の教育支援センター、県のオンライン支援roomF、フリースクールの4つが並び、互いに併用できることを矢印で示す。下部に「出席扱いは在籍校の校長が判断」
案内役

この節では、利用料の案内がない公的な支援を2種類お話しします。ひとつは福島県教育委員会の不登校児童生徒支援センター、通称「roomF(ルームエフ)」です。インターネット上の仮想教室にオンラインで参加し、学習支援や児童生徒同士の交流支援を受けられる仕組みで、小・中学生が対象です。県の資料では、フリースクールや市町村の教育支援センターと併用可とされ、アバター名で参加しカメラ・マイクはオフで使えます。午前は社会的自立を促すプログラム、午後は学習プログラムで、1コマは40分です。

保護者

家から出るのがまだ難しい子でも参加できそうですね。申し込みはどこにすればいいですか。

案内役

利用相談の窓口は福島県不登校児童生徒支援センター(024-554-1830、福島市瀬上町五月田16)です。福島市と郡山市の保護者向け案内でも、その他の機関としてroomFがこの番号とともに紹介されています。県土が広く、浜通り・中通り・会津で通える施設の数や距離がかなり違う福島県では、オンラインで県内どこからでも参加できるroomFは、通所先が近くにない地域の選択肢になります。

保護者

もうひとつの、市の教育支援センターというのは何ですか。

案内役

市町村教育委員会が設置する公的な居場所で、在籍校と連携しながら教育相談や学習・生活支援を行います。公式ページで確認できた主要3市の状況を表にまとめます。

市名称・場所公式ページで確認できた内容問い合わせ先
福島市まなびの支援連携室「ふれあい教室」(福島市総合教育センター、天神町11-31)学校に行けず悩んでいる福島市在住の小・中学生のための教室。入級には在籍校と保護者の同意が必要。市の案内では、ふれあい教室に出席すると在籍校での出席扱いになる教育研修課教育支援係 024-536-7700
郡山市教育支援センター「ふれあい学級」(ニコニコこども館5F)郡山市内の小・中学校に在籍する児童生徒が対象。電話・来所相談は2026年10月から平日9時00分〜16時30分。通級できない子向けに公民館での方部分室や、柴宮地域公民館(毎週水曜)・富久山公民館(毎週木曜)9時30分〜11時30分のサテライト分室があり、事前申込不要024-933-8081
いわき市「チャレンジホーム」(平・中央台・大浦・内郷・小名浜・泉・磐崎・植田の8か所)不登校の小・中学生が対象。入級や見学は学校を通して総合教育センターに申し込む。ほかに総合図書館の「学習支援ルーム」を開館日の10時00分〜17時45分に登録不要で開放市のポータルサイト経由(学校教育課 0246-22-7506)
保護者

フリースクールと教育支援センターは、どう使い分ければいいのでしょう。

案内役

どちらが良い・悪いではなく、通いやすさと子どもとの相性で選ぶものです。教育支援センターは公的機関なので在籍校との連携が取りやすく、出席扱いの要件でも原則とされている施設です。一方で、開所時間や活動内容が決まっているので、合わない子もいます。フリースクールは民間運営で費用がかかることが多い反面、活動の自由度が高い施設もあります。両者の違いは教育支援センターとフリースクールの違いで詳しく整理しています。

保護者

制度のことはだいぶわかりました。その前に、まず誰かに話を聞いてほしいのですが。

相談窓口

案内役

この節では、福島県教育委員会が2026年3月に出した保護者向けの案内に載っている窓口を紹介します。じっくり話したいときは福島県教育センターの来所相談(電話予約制、予約受付は平日9時00分〜17時00分、024-572-4186)があります。不登校のほか、いじめ、集団生活、学業、進路などの心配事を扱っています。夜間や休日に話したいときは「ふくしま24時間子どもSOS」(0120-916-024)があります。

保護者

市ごとの窓口もありますか。

案内役

福島市は市総合教育センター(024-536-7700)、郡山市はふれあい学級(024-933-8081)、いわき市は教育相談「かけはし」が窓口です。かけはしは面接相談の予約が0246-22-3709(月〜金 9時00分〜17時00分)、電話相談が0246-23-7261(月〜金 9時00分〜18時00分、土日・休祝日は9時00分〜12時00分と13時00分〜17時00分)で、電話相談は匿名でも受け付けています。いわき市は2024年12月25日に不登校支援ポータルサイトを開設していて、相談窓口や学びの場の情報をまとめて確認できます。

相談窓口の使い分け

  • まず話を聞いてほしい、匿名で相談したい → ふくしま24時間子どもSOS(0120-916-024)
  • 専門職とじっくり相談したい → 福島県教育センター来所相談(024-572-4186、電話予約制)
  • オンラインの居場所を使いたい → 福島県不登校児童生徒支援センターroomF(024-554-1830)
  • 市の教育支援センターや出席扱いの手続き → 在籍校と、福島市024-536-7700/郡山市024-933-8081/いわき市0246-22-3709
  • 県の制度全般 → 福島県教育庁義務教育課(024-521-7774)
保護者

相談先はわかりました。実際に福島県内でフリースクールを探すには、どうすればいいですか。

福島県内でフリースクールを探すには

案内役

2026年10月4日時点で当サイトに掲載している福島県内の施設のうち、確認済みのものは中通りのNPO法人 ビーンズふくしま(福島市)とにじいろ東都学園フリースクール(郡山市)、会津のNPO法人 寺子屋方丈舎(会津若松市)です。ほかに白河市と郡山市に情報確認中の施設があります。一覧は福島県のフリースクール一覧から確認できます。料金や開所日は施設ごとに違うので、各施設のページと公式サイトで確かめてください。

保護者

浜通りに住んでいるのですが、掲載施設がないように見えます。

案内役

現時点で浜通りの確認済み施設は掲載できていません。福島県は県内の不登校児童生徒が2023年度の文科省調査で4,338人(1,000人当たり33.6人)と12年連続で増えている一方、居場所の数や距離には地域差があります。浜通りではいわき市のチャレンジホームや学習支援ルーム、県全域からはroomFが通所先の代わりになる選択肢です。県こども・青少年政策課は2025年7月1日時点の「こども・若者の居場所」221か所の一覧をPDFで公開していて、そのうち不登校の児童・生徒の居場所は23か所です。お住まいの地域の居場所を探す手がかりになります。

保護者

近くにない場合の考え方も知りたいです。

案内役

通所が難しい場合は、オンライン型のフリースクールという選択肢もあります。オンラインフリースクールの比較にまとめてあります。近くに施設が少ない地域向けの考え方はフリースクールが近くにない場合にも整理しています。隣県の様子は宮城のフリースクール補助金・出席扱いや山形のフリースクール補助金・利用料支援・出席扱いで確認できます。

  1. 在籍校の担任か教頭に、学校外の居場所を探していることと出席の扱いについて相談したいことを伝える
  2. お住まいの市町村教育委員会に、利用料補助の有無と教育支援センターの利用方法を確認する
  3. 通所が難しければroomF(024-554-1830)に利用相談をする
  4. フリースクールを見学し、月謝・入会金・そのほかの費用と、学校との連携の仕組みを聞く
  5. 利用を決めたら、学校・教育委員会に出席扱いの可否と必要な記録を確認する
保護者

補助金はまだなくても、公的な支えや相談先はいろいろあるんですね。少し気持ちが軽くなりました。

案内役

はい。補助の有無は年度ごとに変わるので、市町村教育委員会への確認は続けつつ、在籍校とroomF、教育支援センター、フリースクールを組み合わせて、お子さんに合う居場所を一緒に探していく形で大丈夫です。

この記事について

この記事は一般的な情報の提供を目的としています。出席扱いや公的支援などの制度は自治体・学校ごとに運用が異なるため、最終的な判断は在籍校・教育委員会・各施設への確認をお願いします。記事はAIによる下書きと機械チェックののち、公開前に人間が内容を確認しています(編集・レビュー方針)。

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