保護者向けガイド

長崎のフリースクール補助金・出席扱いと相談窓口

公開日: 2026-10-05 / 最終確認日: 2026-10-05

保護者

長崎県に住んでいます。小学5年の子が2学期に入ってから学校に行けない日が続き、フリースクールを考え始めました。長崎県には、フリースクールの利用料を補助してくれる制度はありますか。

案内役

2026年10月5日時点で、長崎県教育委員会の不登校支援ページと、長崎市・佐世保市・大村市の公式ページを確認した範囲では、保護者向けにフリースクールの利用料を補助する制度は確認できていません。諫早市など、ほかの市町については公式ページで確かめきれていないので、お住まいの市町の教育委員会に直接聞いてください。この記事では、補助の確かめ方、出席扱いの考え方、県と市町の公的な居場所、相談窓口、県内の施設の探し方の順にお話しします。

利用料補助は公式ページでは確認できていない

保護者

補助がないなら、全額を家計から出すことになりますね。

案内役

補助の有無は年度ごとに変わることがあるので、まずお住まいの市町の教育委員会に「フリースクールの利用料を補助する制度はありますか」と聞くのが確実です。県の不登校支援ページは長崎県教育庁児童生徒支援課(095-894-3339)が担当していて、2026年10月1日に更新されています。インターネットで検索すると他県の制度と混ざった情報が出てくることもあるので、金額や条件は必ず市町の公式ページか電話で確かめてください。

保護者

補助がなくても、費用を抑える方法はありますか。

案内役

あります。後半で紹介する県教育センターの教育支援教室「ふれあい広場」は費用が無料と案内されていて、バスやJRで通う場合は通学定期券を利用できます。佐世保市の「あすなろ教室」には、バス・MR・JRで通う場合に一定の条件を満たせば通学費の補助が受けられる場合がある、という案内もあります。これはフリースクールではなく市の教育支援教室への通学費なので、混同しないようにしてください。フリースクールの費用の考え方はフリースクールの費用に、他県の補助制度の例はフリースクールの補助金と自治体の制度にまとめています。

補助金について今わかっていること(2026年10月5日時点)

  • 長崎県・長崎市・佐世保市・大村市の公式ページでは、保護者向けのフリースクール利用料補助は確認できていない
  • 諫早市ほかの市町は、お住まいの市町教育委員会に直接確認する
  • 県の不登校支援の担当は長崎県教育庁児童生徒支援課(095-894-3339)
  • 県の「ふれあい広場」は無料。佐世保市の「あすなろ教室」は条件により通学費の補助がある場合がある
保護者

補助とは別に、フリースクールに通ったら出席扱いになるのかも気になっています。

出席扱いの考え方

案内役

この節では、学校の外で過ごした日が出席として扱われる仕組みを確認します。根拠は文部科学省の「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」(元文科初第698号、令和元年10月25日)です。この通知は、不登校児童生徒への支援は「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、社会的に自立することを目指す必要がある、としています。

保護者

フリースクールに通えば、自動的に出席になるのですか。

案内役

そうとは限りません。通知の別記1では、一定の要件を満たす場合に、在籍校の校長が指導要録上の出席扱いとすることができるという仕組みになっています。要件には、保護者と学校との間に十分な連携・協力関係があること、施設に通所または入所して相談・指導を受けることが前提であることなどが含まれます。施設は原則として教育支援センター等の公的機関で、公的機関に通うことが難しい場合などに民間施設も考慮されてよいとされ、民間施設が適切かどうかは校長が教育委員会と連携して判断します。詳しい要件はフリースクール出席扱いの条件にまとめています。

保護者

長崎県内では、実際にどう扱われているのでしょう。

案内役

公式ページで確認できた例を2つ紹介します。大村市教育委員会は、校長が指導要録上出席扱いとする学校外の施設を市の公式ページで公表していて、令和8年9月1日現在の一覧には12施設が載っています。市の教育支援センターなど公的施設2か所に加えて、当サイトにも掲載しているNPO法人schootのフリースクールや放課後等デイサービスなどの民間施設が並び、対象施設は年度ごとに更新するとされています。長崎市は、民間施設と学校、教育委員会が連携することで、学校以外の場所での活動を学校が積極的に認めていけるようにしていると案内し、教育研究所がフリースクール等と電話や訪問で連携を進めています。

保護者

大村市の一覧に載っていない施設だと、出席扱いにならないのですか。

案内役

一覧は大村市の学校が出席扱いとしている施設を示したもので、ほかの市町の学校での扱いを決めるものではありません。どの施設でも、最終的に判断するのは在籍校の校長です。利用を考えている施設が決まったら、通い始める前に担任や教頭に「出席の扱いについて相談したい」と伝えておくと話が進めやすくなります。

出席扱いで気をつけたいこと

  • 出席扱いにするかどうかは在籍校の校長が判断する。施設側の説明だけで決まるわけではない
  • 保護者と学校の連携が要件のひとつなので、利用前に学校へ相談しておく
  • 施設での活動内容や通所の記録を学校に伝える仕組みがあるか、見学時に施設へ確認する
  • 運用は学校・市町ごとに異なる。制度の適用は必ず学校・教育委員会に確認する
保護者

学校との相談が先なんですね。フリースクール以外の、公的な居場所についても教えてください。

県の「ふれあい広場」と市町の教育支援センター

案内役

この節では、利用料のかからない公的な居場所を紹介します。まず県全体を対象にしているのが、長崎県教育センター(大村市玖島1丁目24-2)の教育支援教室「ふれあい広場」です。県内の公立・私立の小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校に在籍する児童生徒が対象で、開級は5月から2月までの原則月・水・金曜日の10時から15時、年間80回です。個別学習や自然体験、季節行事のほか、専任の相談員がいて保護者も相談できます。

保護者

高校生も対象なんですね。通い始めるにはどうすればいいですか。

案内役

まず電話(0957-52-9241、教育相談班)で問い合わせ、見学と体験通級をしてから、正式に通う場合は申込用紙を学校・市町教育委員会を通して提出する流れです。リーフレットには、所属校校長の判断で、ふれあい広場への通級を学校の出席扱いにすることもできると書かれています。

保護者

大村市まで通うのは遠い地域もありそうです。

案内役

そうですね。県内には市町が設置する教育支援センターがあり、県の一覧(令和7年10月現在)には、ふれあい広場を含めて19か所が載っています。公式ページで確認できた主な市の状況を表にまとめます。

市名称公式ページで確認できた内容電話
長崎市学びの支援センター「ひかり」(市民会館7階)集団と個別での相談・指導。通所が難しい子にはオンラインや家庭訪問等による相談支援も行う。利用には学校・教育研究所への相談が必要095-825-2932
佐世保市「あすなろ教室」市内在住の小・中学生が対象。月〜金曜の9時30分〜14時30分(月・水・金は13時10分まで)。まず青少年教育センターに相談予約0956-22-0077(相談専用)
諫早市「ふれあい学級」(諫早市少年センター)県の一覧に掲載。利用方法は市に確認0957-22-2551
大村市「あおば教室」/小中学生サポートルーム「conne(コンネ)」どちらも大村市の出席扱い施設一覧に掲載0957-54-2100/0957-53-0876
保護者

長崎市には、ほかにも新しい取り組みがあると聞きました。

案内役

長崎市では、令和7年6月から「メタバース登校」が始まっています。長崎市立小・中学校に在籍する小学4年生から中学3年生の不登校児童生徒が対象で、毎週火・木の午前中に仮想空間での交流や面談、学びの場が開かれ、登録は随時で、利用したい場合は学校に相談します。また、令和8年4月には学びの多様化学校「長崎市立桜馬場中学校分教室『のぞみ教室』」が市民会館2階に開室しました。入室には在籍校と教育研究所への相談、説明会や体験入室への参加、転校手続き等が必要です。

保護者

のぞみ教室に入りたい場合、いつまでに動けばいいですか。

案内役

令和9年度前期(4月)入室を検討している保護者向けの説明会が、2026年10月23日(金)18時30分からと10月31日(土)10時00分からの2回開かれます(内容は同じ)。申し込みは在籍校を通して、締め切りは2026年10月19日(月)です。学びの多様化学校そのものについては学びの多様化学校(旧不登校特例校)とはで説明しています。公的な居場所とフリースクールの違いは教育支援センターとフリースクールの違いも参考にしてください。

保護者

選択肢がだいぶ見えてきました。その前に、まず誰かに話を聞いてほしい気持ちもあります。

相談窓口

案内役

この節では、長崎県教育委員会の一覧に載っている相談窓口を紹介します。夜間や休日も含めて話したいときは、24時間子供SOSダイヤル(長崎県では「親子ホットライン」、0120-0-78310)があります。市の窓口では、長崎市教育研究所の教育相談(0120-556-275)、佐世保市青少年教育センター(0956-22-0781)、諫早市少年センター(0957-24-3737)、大村市少年センター(0957-54-6405)などが一覧に載っています。

保護者

保護者同士で話せる場所はありますか。

案内役

長崎市では、臨床心理士をコーディネーターに招いた保護者座談会を、原則毎月第4木曜日の10時から12時(7月・12月・3月は第3木曜日)に開いています。令和8年度は2026年10月22日と11月26日にも予定されています。長崎市の不登校支援の問い合わせ先は教育研究所の学びの多様化推進係(095-825-2932)です。県の一覧では、市町教育委員会や社会福祉協議会、民生・児童委員なども相談に応じるとされています。

相談窓口の使い分け

  • まず話を聞いてほしい、夜間・休日に相談したい → 24時間子供SOSダイヤル(親子ホットライン、0120-0-78310)
  • 県のふれあい広場について → 長崎県教育センター教育相談班(0957-52-9241)
  • 長崎市の支援・座談会・メタバース登校 → 教育研究所 学びの多様化推進係(095-825-2932)
  • 佐世保市のあすなろ教室 → 青少年教育センター相談専用(0956-22-0077)
  • 大村市の出席扱い施設 → 大村市教育委員会学校教育課(0957-53-4111 内線364)
  • 県の不登校支援全般 → 長崎県教育庁児童生徒支援課(095-894-3339)
保護者

相談先はわかりました。長崎県内でフリースクールを探すには、どうすればいいですか。

長崎県内でフリースクールを探すには

案内役

2026年10月5日時点で当サイトに掲載している長崎県内の確認済み施設は、NPO法人 フリースクール クレイン・ハーバー(長崎市)、NPO法人schoot(大村市)、フリースクールNoa(ノア)(時津町)の3か所です。一覧は長崎県のフリースクール一覧から確認できます。料金や開所日は施設ごとに違い、変わることもあるので、各施設のページと公式サイトで確かめてください。

保護者

私たちは離島に住んでいるので、本土のフリースクールに通うのは難しいです。

案内役

離島にお住まいの場合は、島の中の公的な居場所から考えるのが現実的です。県の一覧には、対馬市の「みちしるべ」(080-1720-2382)、壱岐市の「太陽」(0920-40-0164)、五島市の「たけのこ」(0959-74-3383)、西海市大島の「とまと教室」(0959-37-0148)が載っています。島内に通える場所が見つからないときは、オンラインの学びと島の教育支援センターや相談窓口を組み合わせる形も考えられます。佐世保市のように、外に出るのが難しい子のもとへ大学生などの支援員が訪問する「メンタルフレンド」を紹介している市もあるので、お住まいの市町に家庭訪問型の支援があるかも聞いてみてください。

保護者

オンラインでも出席扱いになるのでしょうか。

案内役

自宅での学習の扱いも学校ごとの判断になるので、オンラインのフリースクールを使う前に在籍校へ相談してください。オンライン型の選び方はオンラインフリースクールの選び方、近くに施設が少ない地域での考え方は近くにフリースクールがない時の選択肢にまとめています。隣県の状況は福岡のフリースクール補助金と相談窓口でも確認できます。

  1. 在籍校の担任か教頭に、学校外の居場所を探していることと出席の扱いについて相談したいことを伝える
  2. お住まいの市町教育委員会に、利用料補助の有無と教育支援センターの利用方法を確認する
  3. 県のふれあい広場(0957-52-9241)や市町の教育支援センターに問い合わせ、見学・体験をする
  4. フリースクールを見学し、月謝・入会金・そのほかの費用と、学校との連携の仕組みを聞く
  5. 利用を決めたら、学校・教育委員会に出席扱いの可否と必要な記録を確認する
保護者

補助金はまだ見つからなくても、無料で使える場所や相談先がいろいろあるんですね。少し安心しました。

案内役

はい。補助の有無は市町教育委員会に確かめつつ、在籍校と公的な居場所、フリースクールを組み合わせて、お子さんに合う過ごし方を一緒に探していけば大丈夫です。

この記事について

この記事は一般的な情報の提供を目的としています。出席扱いや公的支援などの制度は自治体・学校ごとに運用が異なるため、最終的な判断は在籍校・教育委員会・各施設への確認をお願いします。記事はAIによる下書きと機械チェックののち、公開前に人間が内容を確認しています(編集・レビュー方針)。

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