保護者向けガイド
和歌山のフリースクール補助金と出席扱い・相談窓口
公開日: 2026-10-11 / 最終確認日: 2026-10-11
保護者和歌山市に住んでいます。小学5年の子が学校に行けなくなって、フリースクールを考え始めました。和歌山県には、フリースクールの費用を助けてくれる制度はあるのでしょうか。
案内役「補助金」という名前ではありませんが、和歌山県教育委員会には、フリースクール等に通う子の保護者が調査に協力すると調査協力金として子ども1人につき月1万円が支払われる事業があります。令和8年度の事業で、申請の期限や施設の条件が決まっています。一方、和歌山市・田辺市・橋本市の公式サイトでは、2026年10月11日時点で、市独自の利用料補助は確認できていません。この記事では、県の調査協力金、出席扱いの考え方、公的な教育支援センター、相談窓口、県内の施設の探し方の順にお話しします。
和歌山県の「調査協力金」は月1万円
保護者調査協力金というのは、どういう仕組みですか。
案内役この節では、県の事業の中身と条件を話します。県教育委員会は、フリースクール等に通う不登校の子と保護者の支援ニーズや進路の希望、施設での活動状況を把握し、今後の施策に生かすために調査を行っています。この調査に協力した保護者に、子ども1人につき1か月あたり1万円が支払われます。あくまで調査への協力の対価なので、アンケートへの回答が前提です。無回答が多いなど協力が得られない場合は、決定が取り消されることがあると県のQ&Aに書かれています。
保護者誰でも申請できるのですか。
案内役実施要項では、次の条件をすべて満たす必要があります。県内の公立小・中学校等に在籍して不登校等の状態にあり、フリースクール等に通っていること。申請する保護者が、在籍校と日常的に連絡を取れること。さらに、通っている施設にも条件があります。
| 確認する点 | 実施要項・Q&Aの内容 |
|---|---|
| 子どもの在籍 | 県内の公立小・中学校等。県内の私立学校は対象外 |
| 施設の形 | 活動実績のある通所型の施設。オンライン学習のみの施設、月1回程度のイベントは対象外 |
| 施設の活動 | 原則週3日以上、平日の日中に相談・支援をしている。職員が複数いる |
| 学校との関係 | 施設が在籍校や市町村教育委員会と連携・協力できる |
| 協力金 | 子ども1人につき月1万円。令和8年度は最大7万円。支払いは期ごとにまとめて |
保護者県が認めたフリースクールの一覧があるのでしょうか。
案内役Q&Aでは、県教育委員会が認定しているフリースクール等はないとされています。施設が条件に合うかは、申請書類で個別に確認されます。申請には、施設に記入してもらう「第2号様式(フリースクール等確認書)」が必要なので、まず通っている施設に相談するのが近道です。
保護者いつまでに申請すればいいですか。
案内役令和8年度の要項では、受付が2回に分かれています。第1期は7月から10月分の調査で、申請期限は令和8年6月11日でした。第2期は11月から令和9年1月分の調査で、申請期限は令和8年10月13日(火曜日)です。県のページでは、受付フォームからの申請について、第2期の申請期限日の午後6時(18時00分)以降の申請は無効とされています。令和8年度の受付は、この第2期が最後です。10月13日を過ぎると、令和8年度の受付は終わっています。次年度の実施は未定とされているので、県の不登校調査協力金担当(073-441-2989)か県のページで最新情報を確認してください。申請しても協力者に決まらないことがあり、結果は各期の受付期限の2か月後を目途に知らされます。予算の上限に達すると、期間内でも締め切られることがあります。
- 通っているフリースクール等に、県の調査研究事業の対象になりそうか相談する
- 施設に「第2号様式(フリースクール等確認書)」を記入してもらう
- 県の受付フォームに必要事項を入力し、第2号様式を撮影かスキャンして添付する
- 県教育委員会から、協力者に決まったかどうかの結果が書面で届く
- 決まったら、調査票の回答や振込に必要な書類を提出する
申請前に知っておくこと
- 県のQ&Aでは、この事業は令和8年度の事業で、次年度以降は未定とされています
- 申請した施設から別の施設に移ると、その時点で対象外になります
- 申請しても協力者に決まらないことがあります。迷ったら県教育庁 教育支援課 不登校調査協力金担当(073-441-2989)に確認してください
保護者市の補助と組み合わせられたりはしますか。
案内役和歌山市・田辺市・橋本市の公式サイトを確認しましたが、フリースクールの利用料を保護者に補助する市独自の制度は見つかっていません。橋本市は不登校支援のページで公的な相談先や民間の居場所を紹介していますが、補助の記載はありませんでした。ほかの市町村も含めて、お住まいの教育委員会に「フリースクールの利用料への補助はあるか」と直接聞くのが確実です。自治体ごとの傾向は地域別のフリースクール補助に、費用の目安はフリースクールの費用にまとめています。
保護者調査協力金があるだけでも、ずいぶん違います。
案内役そうですね。ただ、Q&Aには「出席及び出席扱いに関することは申請の要件等に該当しない」とあります。協力金をもらえるかどうかと、学校で出席扱いになるかどうかは別の話です。次の節で、その出席扱いを整理しましょう。
出席扱いは在籍校の校長が判断する
保護者フリースクールに通った日は、学校の出席になるのでしょうか。
案内役この節では、文部科学省の通知をもとに出席扱いの考え方を確認します。通知では、学校外の施設で相談・指導を受けた日数を、一定の要件を満たす場合に指導要録上の出席扱いとすることができる、とされています。判断するのは在籍校の校長です。要件の一つが、保護者と学校との間に十分な連携・協力関係が保たれていることです。民間施設がその子にとって適切かどうかは、校長が設置者である教育委員会と十分に連携して判断します。フリースクールに通えば自動的に出席扱いになるわけではなく、学校との話し合いが前提です。
保護者和歌山県として、何か決まりはありますか。
案内役県教育委員会の「不登校対応基本マニュアル(基礎編)」は、文部科学省の令和元年10月25日の通知の要旨として、教育支援センターやフリースクールなどの民間施設を含めた多様な教育機会を確保することを挙げています。出欠の取扱いについては、文部科学省の通知(別記1)を参照先として載せています。2026年10月11日時点で、県独自の出席扱いの基準は、当サイトでは公式サイト上で見つけられていません。手続きは市町村や学校によって違う可能性があるので、在籍校に直接確認してください。
保護者出席扱いになると、記録にはどう残るのですか。
案内役通知では、指導要録に出席日数の内数として出席扱いとした日数と、通った学校外の施設名を記入するとされています。学校に相談するときは「学校外の居場所を考えていて、通う場合は出席扱いの相談をしたい」と伝えるところから始めると話が進めやすくなります。施設側にも、学校に活動状況を報告した経験があるかを聞いておくと安心です。出席扱いの全体像はフリースクールと出席扱いにまとめています。
出席扱いの相談で押さえておくこと
- 判断するのは在籍校の校長(民間施設は教育委員会と連携して判断)
- 保護者と学校の連携・協力関係が要件の一つ
- 出席扱いの日数と施設名は指導要録に記入される
- 県の調査協力金と出席扱いは別の仕組み。協力金の対象でも出席扱いになるとは限らない
保護者学校との話し合いが入口なのですね。
案内役そうです。次は、公的な居場所である教育支援センターについてお話しします。
無料で使える教育支援センター
保護者教育支援センターというのは、どんな場所ですか。
案内役この節では、県内の市町村の教育支援センターを紹介します。県教育委員会のページによると、教育支援センター等は各地域の教育委員会が開設していて、一人ひとりに合わせた個別学習や相談をしています。公共施設の中にあることが多く、利用料は基本的に無料です。県のページには、和歌山市・橋本市・田辺市・新宮市など各地のセンターが一覧で載っています。
| 市 | 教育支援センター | 電話 |
|---|---|---|
| 和歌山市 | 和歌山市立子ども支援センター ふれあい教室 | 073-402-7830 |
| 橋本市 | 橋本市教育相談センター 憩いの部屋 | 0736-32-1512 |
| 田辺市 | ふれあい教室 | 0739-25-1511 |
| 新宮市 | はばたきの家 | 0735-21-2380 |
保護者和歌山市のふれあい教室は、どうすれば通えますか。
案内役和歌山市のふれあい教室は、市内に住む小・中学生が対象で、学校からの申し込みが必要です。まず在籍校に相談してください。開室は月曜から金曜の9時00分から15時00分で、通った日数や様子は毎月学校に報告されます。市の案内ページには、ふれあい教室に来ると学校に行ったことと同じ「出席」になると書かれています。子どもの記録の扱いは、念のため在籍校にも確認しておくと安心です。
保護者田辺市や橋本市はどうでしょう。
案内役田辺市の教育支援センター(ふれあい教室)は、月曜から金曜(祝日と12月29日から1月3日を除く)に、午前の部9時30分から11時30分、午後の部13時30分から15時30分で開いています。夏休みなどの長期休業中も登室できます。問い合わせは田辺市の学校教育課(0739-26-9942)です。橋本市は、教育支援センターで相談を受けていて、センター内の「憩いの部屋」は小学1年から中学3年の子が小集団で過ごせる場です。教育支援センターとフリースクールの違いは教育支援センターとフリースクールの違いで比べています。
| 比較項目 | 教育支援センター | フリースクール等民間施設 |
|---|---|---|
| 設置者 | 市町村の教育委員会 | 民間 |
| 利用料 | 基本的に無料 | 施設ごとに異なる(条件を満たせば県の調査協力金の対象になりうる) |
| 出席扱い | 在籍校の校長の判断 | 在籍校の校長が教育委員会と連携して判断 |
| 申し込み | 学校や教育委員会を通すことが多い | 施設に直接問い合わせ |
保護者公的な場所でも、こんなに選べるのですね。
案内役次は、迷ったときに電話できる相談窓口をまとめます。
和歌山県内の相談窓口
保護者誰に相談すればいいかわからないときは、どこに電話すればいいですか。
案内役この節では、県の公的な相談窓口をお伝えします。県教育委員会の教育相談電話は保護者からの相談を受けていて、不登校などの子どもの心理的な問題も扱います。夜間や休日は、県の「こどもSOSダイヤル」や文部科学省の24時間子供SOSダイヤルが使えます。
| 窓口 | 電話 | 受付 |
|---|---|---|
| 県教育委員会 教育相談電話(和歌山市) | 073-422-7000 | 月〜金 9時00分〜12時00分、13時00分〜17時00分(祝日・年末年始を除く) |
| 県教育委員会 教育相談電話(田辺市) | 0739-23-1988 | 同上 |
| 県教育委員会 こどもSOSダイヤル | 073-422-9961 | 24時間 |
| 24時間子供SOSダイヤル(文部科学省) | 0120-0-78310 | 24時間 |
| 県教育委員会 きいちゃんLINE悩み相談 | LINE | 月〜金 17時00分〜21時00分(土日祝・年末年始を除く) |
保護者高校生や私立の学校に通っている場合はどうですか。
案内役県立学校に在籍している場合は県の教育支援課 児童生徒支援班(073-441-3702)、私立学校に在籍している場合は県の文化学術課 学術振興班(073-441-2098)が、平日9時00分から17時45分に相談を受けています。小・中学生の場合は、県のページが勧めているとおり、まずお住まいの市町村教育委員会の不登校相談担当に相談するのが入口です。教育委員会が把握している学校内外の学びの場や相談機関を紹介してもらえます。たとえば和歌山市教育委員会は073-432-0001、田辺市教育委員会は0739-26-9941、橋本市は0736-33-1111(代表)です。相談先の選び方は不登校の親の相談先にもまとめています。
保護者相談先がわかって少し落ち着きました。実際にフリースクールを探すにはどうすればいいですか。
和歌山県内のフリースクールの探し方と、近くにない場合
案内役この節では、県内の施設の探し方と、通える範囲に見つからない場合の考え方をお話しします。2026年10月11日時点で、当サイトには和歌山県の施設を1件掲載しています。フリースクールすずめの学校で、和歌山市にあり、小学生・中学生・高校生年代が対象です。料金や見学・体験については施設ページと公式サイトで確認してください。県内の一覧は和歌山県のフリースクール一覧から見られます。
保護者掲載が1件だと、紀南のほうに住んでいる場合は通えそうにありません。
案内役3つの選択肢があります。1つ目は、お住まいの市町村の教育支援センターや教育委員会に相談することです。教育委員会は、地域の民間の居場所を把握していることもあります。2つ目はオンラインのフリースクールで、家から参加できる分、通う負担がありません。ただし県のQ&Aでは、オンライン学習のみの施設は調査協力金の対象外です。オンラインでの活動が出席扱いになるかも、在籍校に個別に確認してください。3つ目は隣接する府県の施設で、大阪府、奈良県、三重県の一覧も見られます。県外の施設が調査協力金の対象になるかは、申請前に県の担当に確認してください。考え方は近くにフリースクールがない場合とオンラインフリースクールにまとめています。
保護者見学のとき、何を聞いておけばいいですか。
案内役3つ聞いておくと後がスムーズです。1つ目は利用料の内訳で、月謝、入会金、活動費を分けて聞きます。2つ目は、県の調査研究事業の第2号様式を書いたことがあるか、週3日以上・平日の日中に開いているかです。3つ目は、在籍校に活動状況を報告した経験があるかで、出席扱いの相談に関わります。見学の準備はフリースクール見学チェックリストも参考にしてください。
和歌山県でフリースクールを検討するときの順番
- 在籍校に「学校外の居場所を考えている」と伝え、出席扱いの相談ができるか聞く
- 市町村の教育委員会に、利用料補助の有無と地域の居場所を確認する
- 教育支援センターも見学して比べる
- フリースクールを見学し、利用料の内訳と県の調査協力金の対象になりそうかを聞く
この記事の情報について
- 調査協力金の内容は、令和8年度の実施要項とQ&Aにもとづきます。令和8年度の受付は10月13日の第2期で終了し、次年度以降は未定とされています
- 市の補助制度の有無は、2026年10月11日時点で当サイトが読んだ公式サイトの範囲での確認です
- 電話番号や受付時間は変わることがあるので、利用前に各窓口で確認してください
- 出席扱いは在籍校の校長が判断します。通えば出席扱いになると約束されるものではありません
保護者県の協力金を確認して、学校と市にも聞いてみるところからですね。
案内役はい。費用の見通しと学校との連携、この2つを先に固めておくと、施設選びで迷う時間が減ります。不安なときは、ひとりで抱えずに相談窓口を使ってください。
この記事について
この記事は一般的な情報の提供を目的としています。出席扱いや公的支援などの制度は自治体・学校ごとに運用が異なるため、最終的な判断は在籍校・教育委員会・各施設への確認をお願いします。記事はAIによる下書きと機械チェックののち、公開前に人間が内容を確認しています(編集・レビュー方針)。
参考資料(一次情報)
- 令和8年度フリースクール等に通う不登校児童生徒調査研究事業への調査研究協力者の募集について(和歌山県教育委員会 教育支援課)
- 令和8年度フリースクール等に通う不登校児童生徒調査研究事業実施要項(和歌山県教育委員会)
- フリースクール等に通う不登校児童生徒調査研究事業に関するQ&A(和歌山県教育庁 学校教育局 教育支援課)
- いじめ・不登校に関する相談窓口等について(和歌山県教育委員会 教育支援課)
- 和歌山県内の不登校児童生徒の学びの場・居場所等について(和歌山県教育委員会 教育支援課)
- 不登校対応基本マニュアル 基礎編(和歌山県教育委員会・令和6年3月第三版)
- (別記1)義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて(文部科学省)
- 橋本市不登校支援・子どものひきこもり予防支援の情報(橋本市 子育て応援課・更新日2026年9月2日)
- 和歌山市立子ども支援センター(和歌山市教育委員会・更新日令和6年4月30日)
- ふれあい教室について(和歌山市教育委員会・更新日令和6年4月1日)
- 田辺市教育支援センター(ふれあい教室)(田辺市 学校教育課・更新日2026年4月27日)