保護者向けガイド
兵庫のフリースクール費用と補助金・支援制度
公開日: 2026-08-25 / 最終確認日: 2026-08-25
保護者神戸市に住んでいます。中学1年の子が学校に行けなくなり、フリースクールを考え始めたのですが、月謝がどのくらいかかるのか、兵庫に補助があるのかがわかりません。
案内役先に結論からお伝えします。2026年8月25日時点で、兵庫県内では神戸市・尼崎市・明石市・姫路市の4市がフリースクール等の利用料を補助する制度を公式ページで公開しています。ただし補助の金額や条件は市ごとに違い、年度で変わることもあります。この記事では、全国調査による費用の目安、4市の補助金の中身、無料で使える公的な窓口の順に見ていきます。
フリースクールの月謝はどのくらいかかるか
保護者そもそもフリースクールの月謝は、いくらぐらいが普通なのでしょうか。
案内役兵庫県内だけを対象にした公的な料金調査は確認できていないため、全国調査の数字が目安になります。こども家庭庁の令和6年度調査研究では、フリースクール(フリースペースを含む、回答393施設)で毎月かかる金額は「10,001〜30,000円」が37.9%、「30,001〜50,000円」が26.7%で、この2区分で6割を超えています。「0円」は4.6%、「50,001円以上」は10.7%でした。入会金は「0円」が30.8%と最も多く、次いで「10,001〜30,000円」が21.9%です。
| 費目 | 全国の分布(フリースクール・フリースペース、n=393) |
|---|---|
| 毎月かかる金額 | 10,001〜30,000円が37.9%/30,001〜50,000円が26.7%/0円が4.6%/50,001円以上が10.7% |
| 入会金 | 0円が30.8%/10,001〜30,000円が21.9% |
保護者月2〜3万円台が中心なんですね。月謝以外の出費もありますか。
案内役入会金のほかに教材費や交通費がかかる施設もあります。後で詳しく触れますが、兵庫の4市の補助はどこも「利用料」だけが対象で、入会金や交通費は対象外という組み立てです。費目を分けて見積もっておくと、補助でいくら戻るかの計算もしやすくなります。費用の考え方そのものはフリースクールの費用にまとめました。
保護者費目を分けて考えるんですね。
案内役では本題の、兵庫の補助の話に進みます。
兵庫では神戸市など4つの市が利用料を補助している
保護者兵庫の補助は、県の制度なのですか。市の制度なのですか。
案内役窓口になっているのは市です。2026年8月25日時点で、神戸市・尼崎市・明石市・姫路市の4市がそれぞれの公式ページで補助制度を公開しています。たとえば神戸市は、不登校児童生徒の学習機会の確保と多様な学びの選択肢の拡大を図るため、フリースクール等を利用する家庭に利用料の一部を助成すると説明しています。姫路市や尼崎市も、不登校の子どもが第三の居場所を見つけ、孤立を防ぐことを目的に掲げています。
保護者この4市以外に住んでいる場合は、あきらめるしかないのでしょうか。
案内役あきらめる必要はありません。この記事で紹介するのは公式ページで確認できた4市で、ほかの市町でも新たに制度が始まる可能性があります。制度の有無はお住まいの市町の教育委員会に直接確認するのが確実です。他の都道府県の例も含めた制度の型と調べ方はフリースクールの補助金|自治体の制度と調べ方で説明しています。
この情報の時点と限界
この記事の制度情報は、2026年8月25日時点で神戸市・尼崎市・明石市・姫路市の公式ページから確認できたものです。補助の有無や金額・条件は年度で変わることがあり、姫路市のように予算の上限に達し次第受付を終了する市もあります。家計の判断をする前に、必ずお住まいの市町の担当課へ最新の内容を確認してください。この記事は補助の交付を保証するものではありません。
神戸市・尼崎市・明石市・姫路市の補助の中身
保護者神戸市には、どんな補助があるのでしょうか。
案内役神戸市の「フリースクール等利用料助成制度」は、フリースクール等へ支払った利用料の半額を助成し、上限は通所型が月2万円、オンライン型が月1.5万円です。対象になるのは、お子さんが神戸市立の小学校・中学校・義務教育学校・特別支援学校に在籍し、フリースクール等での活動が指導要録上の「出席扱い」として出席認定されていて、神戸市が認定した施設を利用している家庭です。対象期間は2026年4月1日から2027年3月31日までの利用にかかる経費で、申請はe-KOBE(神戸市スマート申請システム)から行い、2026年7月15日より受付を開始する予定と案内されています。
保護者尼崎市はどうですか。
案内役尼崎市の「フリースクール等利用支援補助金」は、支払った利用料の2分の1を、子ども1人につき月1万円を上限に補助します。対象は、利用時点で尼崎市内に居住していて、尼崎市教育委員会が認定しているフリースクール等を利用している家庭です。申請は利用時期ごとに年4期に分かれていて、第1期(令和8年4月〜7月利用分)は令和8年7月1日から8月31日が申請期間です。
保護者明石市と姫路市についても教えてください。
案内役明石市の「フリースクール等利用助成金」は、明石市が認定した施設に支払った利用料の2分の1を、月額1万円を上限に助成します。対象となる不登校児童生徒は、明石市内に住所を有するか明石市立小中養護学校に学籍を有する児童生徒で、過去1年間におおむね30日以上欠席した子どもです。姫路市の「フリースクール等利用支援補助金」も、利用料(授業料・施設利用料)の2分の1・月1万円上限という水準で、利用開始時点で姫路市内に住所があり、市立学校の校長が出席扱いを認定していることなどが条件になっています。姫路市は予算の上限に達し次第受付を終了するので、申請時期に注意してください。
| 市 | 補助の対象と水準(公式ページで確認できた内容) | 問い合わせ先 |
|---|---|---|
| 神戸市 | 利用料の半額。通所型は月2万円・オンライン型は月1.5万円上限。市の認定施設が対象 | 教育委員会事務局児童生徒課(市サイトの問い合わせフォーム) |
| 尼崎市 | 利用料の2分の1・月1万円上限。市教委の認定施設が対象。年4期の期別申請 | こども教育支援課(06-6409-4995) |
| 明石市 | 利用料の2分の1・月1万円上限。市の認定施設が対象 | 児童生徒支援課(078-918-5096) |
| 姫路市 | 利用料の2分の1・月1万円上限。予算上限に達し次第受付終了 | 総合教育センター育成支援課(079-224-5846) |
保護者4市とも「半分を補助」なんですね。上限額は神戸市だけ高めなんですね。
案内役通所型で比べると、神戸市が月2万円、ほかの3市が月1万円という違いがあります。ただし上限額だけで決めず、通いたい施設が各市の認定を受けているか、自分の家庭が対象条件に当てはまるかを先に確かめることが大切です。次は、申請の前に確認したい条件の話です。
申請の前に確認したい条件

保護者補助を受けるために、先にやっておくことはありますか。
案内役要件は市ごとに少しずつ違います。神戸市・尼崎市・明石市の3市では市が認定した施設を利用していることが要件になっており、神戸市と姫路市では在籍校の「出席扱い」の認定が条件に含まれます。神戸市はフリースクール等での活動が出席認定されていることを対象者の条件に明記していて、姫路市は市立学校の校長が出席扱いを認定していることを要件にしています。一方、明石市は過去1年間におおむね30日以上欠席していることが要件で、出席扱いは条件に含まれていません。とはいえ出席扱いの判断は在籍校の校長が行うものなので、どの市でも、施設に通い始める前に在籍校へ相談しておくと手続きが進めやすくなります。条件と手続きは出席扱いの条件と手続きにまとめました。
保護者出席扱いの相談を先にしておくんですね。ほかに見落としやすい点はありますか。
案内役大きく3つあります。1つ目は対象経費で、神戸市は入会金・入学体験の費用・教材費・交通費・体験費・食事代等を対象外とし、尼崎市と姫路市も入会金や入会前の体験利用料を対象外としています。2つ目は申請のタイミングで、尼崎市は年4期・姫路市は年2期のように利用時期ごとに申請期間が区切られていて、姫路市は予算上限に達すると受付が終わります。3つ目は書類で、神戸市は契約書など契約内容がわかるものと、領収書など支払い金額がわかる書類の提出を求めています。
- 在籍校に、フリースクール利用と出席扱いの意向を相談する
- お住まいの市町の公式ページで補助制度の有無・要綱を確認する
- 通いたい施設が市の認定施設に入っているか、担当課と施設に確認する
- 領収書や契約書など、申請に必要な書類を利用開始時から保管する
保護者領収書は最初から取っておかないといけませんね。
案内役申請が期ごとにまとめて行われるため、支払いの記録が後から必要になります。では最後に、補助だけでは賄いきれないときの選択肢です。
無料で使える公的な窓口と居場所
保護者補助があっても自己負担は残りますよね。費用のかからない選択肢はありますか。
案内役あります。文部科学省の保護者向けリーフレットでは、教育支援センターは各地域の教育委員会が開設し、公共施設の中にあることが多く、利用料は基本的に無料と説明されています。兵庫県内でも各市町の教育委員会が設置しているので、お住まいの市町に確認してみてください。フリースクールとの違いは教育支援センターとフリースクールの違いで説明しています。また兵庫県には、不登校または不登校傾向の小・中学生を支援する県立の施設「但馬やまびこの郷」もあります。
保護者どこに相談すればいいか迷ったときは、どうすればいいですか。
案内役兵庫県の「ひょうごっ子悩み相談」が、いじめや不登校、友人関係や進路など子どものSOS全般について、児童生徒や保護者の相談に応じる窓口です。365日24時間の相談ホットライン(0120-0-78310、通話料無料・携帯電話利用可)と、平日9時00分から17時00分の電話相談(0120-783-111)があります。面接相談は予約制で、1回の面接は1時間程度です。
兵庫での問い合わせ先の使い分け
| 聞きたいこと | 問い合わせ先 |
|---|---|
| 出席扱いの取り扱い | 子どもが在籍している学校 |
| 神戸市の助成 | 教育委員会事務局児童生徒課(市サイトの問い合わせフォーム) |
| 尼崎市の補助金 | こども教育支援課(06-6409-4995) |
| 明石市の助成金 | 児童生徒支援課(078-918-5096) |
| 姫路市の補助金 | 総合教育センター育成支援課(079-224-5846) |
| 上記以外の市町の補助 | お住まいの市町の教育委員会 |
| 不登校の悩み全般 | ひょうごっ子悩み相談(0120-0-78310) |
保護者補助の確認と並行して、無料の窓口にも相談してみます。施設はどうやって探せばいいでしょうか。
案内役県内の施設は兵庫県のフリースクール一覧から地域や特徴で絞り込めます。神戸市と明石市の施設を掲載しています。見学のときに費用の内訳や学校との連携をどう確かめるかは見学時のチェックリストを、他の都道府県の助成制度はフリースクールの補助金|自治体の制度と調べ方を参考にしてください。お住まいの市町の制度を確かめたうえで、子どもに合う場所をゆっくり選んでいきましょう。
この記事について
この記事は一般的な情報の提供を目的としています。出席扱いや公的支援などの制度は自治体・学校ごとに運用が異なるため、最終的な判断は在籍校・教育委員会・各施設への確認をお願いします。記事はAIによる下書きと機械チェックののち、公開前に人間が内容を確認しています(編集・レビュー方針)。
参考資料(一次情報)
- フリースクール等利用料助成制度(神戸市教育委員会事務局児童生徒課)
- 令和8年度フリースクール等利用支援補助金(尼崎市教育委員会事務局教育総合センターこども教育支援課・更新日 2026年6月17日)
- 明石市フリースクール等利用助成金(明石市教育委員会児童生徒支援課・更新日 2024年7月16日)
- フリースクール等利用支援補助金交付(姫路市立総合教育センター育成支援課・更新日 2026年4月1日)
- ひょうごっ子悩み相談(兵庫県立総合教育センター)
- 但馬やまびこの郷 児童生徒・保護者の方(兵庫県立・不登校または不登校傾向の小・中学生を支援する施設)
- 令和6年度子ども・子育て支援等推進調査研究事業「不登校のこどもを受け入れている民間施設等の利用実態等の把握に関する調査研究」報告書(こども家庭庁)
- 教育機会確保法の基本的な考え方をお伝えします!「教育機会確保法」って何?(保護者向けリーフレット)文部科学省