保護者向けガイド

広島のフリースクール費用と支援制度

公開日: 2026-09-01 / 最終確認日: 2026-09-01

保護者

広島市に住んでいます。小学5年の子が学校に行きづらくなり、フリースクールを考え始めたのですが、月謝がどのくらいかかるのか、広島に補助があるのかがわかりません。

案内役

先に全体像をお伝えします。広島県には、県内一律でフリースクールの利用料を助成する制度は、県の公式ページでは確認できませんでした。一方で2026年8月28日の中国新聞の報道によると、尾道市が利用料の半額を助成する方針を決めており、市教委によるとフリースクール利用への助成は県内で初めてとのことです。つまり広島では「助成は市町単位で確認する」のが出発点になります。あわせて、県や市が無料で運営する公的な居場所が複数あるので、お金の話と居場所の選択肢を分けて見ていきます。

広島で月謝を見積もるときの目安

保護者

そもそもフリースクールの月謝は、どのくらいが普通なのでしょうか。

案内役

広島県内だけを対象にした公的な相場調査は確認できていないため、全国調査の数字が目安になります。こども家庭庁の令和6年度調査研究では、フリースクール(フリースペースを含む、回答393施設)で毎月かかる金額は「10,001〜30,000円」が37.9%、「30,001〜50,000円」が26.7%で、この2区分で6割を超えています。「0円」は4.6%、「50,001円以上」は10.7%でした。入会金は「0円」が30.8%と最も多く、次いで「10,001〜30,000円」が21.9%です。あくまで全国の分布なので、通う予定の施設の実額に置き換えて見積もってください。

費目全国の分布(フリースクール・フリースペース、n=393)
毎月かかる金額10,001〜30,000円が37.9%/30,001〜50,000円が26.7%/0円が4.6%/50,001円以上が10.7%
入会金0円が30.8%/10,001〜30,000円が21.9%
保護者

月謝のほかにも、かかるお金はありますか。

案内役

施設によっては入会金のほかに教材費・体験活動費・交通費などが別枠になっていることがあります。見学のときに「月謝に含まれるもの・含まれないもの」を分けて聞いておくと、あとで想定とずれにくくなります。費用の考え方そのものはフリースクールの費用にまとめました。

保護者

まず内訳の確認ですね。

案内役

それが最初の一歩です。次に、広島での助成の現在地を見ていきます。

利用料の助成は「市町単位」で確認する

保護者

広島県には、利用料の補助は本当にないのでしょうか。

案内役

2026年9月1日時点で、県が保護者向けに利用料を助成する制度は、広島県教育委員会の公式ページでは確認できませんでした。ただし「掲載がないこと」と「制度がないこと」は同じではないので、最終的にはお住まいの市町の教育委員会への確認が必要です。動きはあります。2026年8月28日の中国新聞の報道によると、尾道市は学校に通わずにフリースクールを利用する市内の小中学生に対し、利用料の半額を助成する方針を決めました。市教委によると、フリースクール利用への助成は県内で初めてだそうです。

保護者

尾道市の助成は、もう申請できるのですか。

案内役

報道の時点では「方針を決めた」段階で、2026年9月1日時点で尾道市の公式ページには要件や申請方法の案内を確認できていません。開始時期・対象・上限額などの詳細は、尾道市教育委員会の発表を待って確認してください。制度は年度の途中で新設・変更されることがあるので、尾道市以外にお住まいでも、市町のサイト内検索で「フリースクール」「不登校」の2語を別々に引いて、最新の案内を探すのが早道です。

助成の有無は必ず市町の公式情報で確認してください

この記事は2026年9月1日時点で確認できた情報をもとにしています。尾道市の助成は報道段階の方針であり、制度の内容・開始時期を決めるのは市です。他の市町でも制度が新設されている可能性があるため、申請を考える前に、必ずお住まいの市町の教育委員会の公式ページか窓口で最新の情報を確認してください。

保護者

隣の県はどうなのでしょうか。

案内役

例えば岡山市には利用料の2分の1・月額上限1万円の補助制度があり、仕組みは岡山のフリースクール費用と支援制度で紹介しています。自治体ごとの制度の型や調べ方は自治体別の補助金の調べ方が参考になります。広島では現時点で民間施設向けの助成が薄いぶん、無料で使える公的な居場所を知っておく価値が大きいので、次にそれを見ていきます。

無料で使える公的な居場所

広島県の公的な無料の居場所。①SCHOOL“S”(県・東広島市)②ふれあい教室(広島市・6カ所)③かがやき(福山市・3カ所)。利用条件は各窓口に確認
保護者

公的な居場所というのは、どんなところですか。

案内役

まず県のものからお伝えします。SCHOOL“S”(スクールエス)は、広島県に住んでいる不登校等の小中学生を支援する県の教育支援センターです。居場所であり、つながる場・相談できる場として案内されています。所在地は東広島市八本松南1丁目2-1の広島県立教育センター特別支援教育棟2Fで、利用に関する相談(見学の申込など)は広島県教育委員会事務局の不登校支援センター(電話 082-228-3500)が窓口です。

保護者

広島市内にもありますか。

案内役

あります。広島市は、不登校児童生徒の社会的自立を図ることを目的として「ふれあい教室」(教育支援センター)を市内6カ所に設置しています。中・北・西・安佐南・南の5教室の対象は広島市内在住の不登校児童生徒で、東の教室は愛育園の通所部、児童相談所、こども療育センター外来で相談・治療を受けている児童生徒が対象です。問い合わせは広島市教育委員会の生徒指導課(電話 082-504-2786)か各教室へどうぞ。

保護者

福山市に住んでいる知人にも教えたいのですが。

案内役

福山市には市が運営する「福山市フリースクール“かがやき”」があります。福山市立小中学校及び義務教育学校に在籍する不登校等児童生徒が安心して通える、学校以外の学びの場という位置づけで、中央・東部・西部の3カ所です。利用の流れは、在籍校または希望するかがやきに連絡し、見学して教育相談員と面談したうえで、行きたいと思ったらいつからでも通えるという3ステップで案内されています。かがやき〈中央〉は福山市教育相談センター内にあり、電話は084-924-5556です。

広島県内の公的な相談・居場所の窓口

窓口対象・内容連絡先
SCHOOL“S”(県の教育支援センター・東広島市)広島県に住んでいる不登校等の小中学生082-228-3500
ふれあい教室(広島市・市内6カ所)広島市内在住の不登校児童生徒(東の教室は対象が異なる)生徒指導課 082-504-2786
福山市フリースクール“かがやき”(3カ所)福山市立小中学校・義務教育学校に在籍する不登校等児童生徒中央 084-924-5556
上記以外の市町教育支援センターの有無・利用方法お住まいの市町の教育委員会
保護者

公的な教室と民間のフリースクールは、どう違うのでしょうか。

案内役

設置主体も雰囲気も違うので、見学して合う方を選ぶ前提になります。両方を見てから決めてもかまいませんし、併用している家庭もあります。違いの見取り図は教育支援センターとフリースクールの違いにまとめました。次は、どちらを選ぶ場合でも関わってくる出席扱いの話です。

出席扱いと学校への相談

保護者

フリースクールに通うと、学校は欠席になってしまうのでしょうか。

案内役

一律には決まりません。文部科学省の令和元年10月25日の通知では、義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設で指導・助言等を受けている場合の指導要録上の出席扱いは、通知の別記1によるとされています。要件を満たすかどうかを判断するのは在籍校の校長と教育委員会なので、通っただけで自動的に出席扱いになるわけではありません。施設を決める前に、在籍校に「この施設に通った場合、出席の取り扱いはどうなりますか」と相談しておくのが安全です。

保護者

学校側は、フリースクールに通うことをどう見るのでしょうか。

案内役

同じ通知は、教育支援センター、不登校特例校、フリースクールなどの民間施設、ICTを活用した学習支援など多様な教育機会を確保する必要があるとしたうえで、フリースクールなどの民間施設やNPO等と積極的に連携し、相互に協力・補完することの意義は大きいと述べています。国の方針として、学校と民間施設は対立ではなく連携する関係と位置づけられています。要件や手続きの詳細は出席扱いの条件と手続きを読んでみてください。

保護者

学校に相談してよいと聞けて、少し安心しました。

案内役

遠慮はいりません。最後に、広島県内で実際に施設を探す方法です。

広島県内の施設を探す

保護者

広島県内のフリースクールは、どこで探せますか。

案内役

当サイトの広島県のフリースクール一覧から地域で絞り込めます。例えば広島市安佐南区のほっとスペースじゃんけんぽんや、福山市の里山スコーレののはなを掲載しています。対象年齢・料金・開所日は施設ごとに違い、変わることもあるので、最新の情報は必ず各施設の公式ページや見学で確認してください。

保護者

見学では何を確認すればいいですか。

案内役

費用の内訳、週何日通えるか、在籍校との連携実績あたりが軸になります。確認項目は見学時のチェックリストに一覧でまとめました。焦って1カ所に決める必要はないので、子どもと相性を確かめながら選んでください。

よくある質問

保護者

最後に、迷いやすい点を確認させてください。広島県内どこでも使える利用料の助成はありますか。

案内役

2026年9月1日時点では、県内一律の助成制度は広島県の公式ページで確認できませんでした。報道によると尾道市が県内初の半額助成の方針を決めた段階です。助成の有無はお住まいの市町の教育委員会に確認してください。

保護者

お金をかけずに通える場所はありますか。

案内役

県のSCHOOL“S”、広島市のふれあい教室、福山市のかがやきなど、公的な教育支援センター等が候補になります。利用条件や通い方は各窓口に確認してください。

保護者

フリースクールに通えば出席扱いになりますか。

案内役

自動的にはなりません。文部科学省の通知に基づいて在籍校の校長と教育委員会が判断するので、施設を決める前に在籍校へ相談するのが確実です。

この記事について

この記事は一般的な情報の提供を目的としています。出席扱いや公的支援などの制度は自治体・学校ごとに運用が異なるため、最終的な判断は在籍校・教育委員会・各施設への確認をお願いします。記事はAIによる下書きと機械チェックののち、公開前に人間が内容を確認しています(編集・レビュー方針)。

参考資料(一次情報)